姐御系カウンセラーよう子の人生相談ラジオ

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30代、田舎に帰ろうか…

日暮れが早くなりました。

職場を出ると、もう暗くて、なんとなく早く家に帰りたくなりますね(^^;

さて今日はこんなお悩み。

いつも通り少しデフォルメしてあります。

 

38歳未婚。デザイン会社勤務。

閉鎖的で何もない田舎で育った。その環境が嫌で嫌で、親の猛反対を押し切り東京の専門学校に進学。意地もあって学費、生活費はほとんど自分で負担し、勉強とバイトに追われながら毎日必死に過ごした。就職後も、連日の残業、理不尽な上司、安い給料と、苦労は多かったが、それを上回る充実感があり頑張ってきた。

 

しかし30代半ばとなり、疲れを感じるようになった。体力的なものもあるし、才能の限界を悟ったのもあるかもしれない。漠然と田舎に戻りたいと思う自分に戸惑っている。両親も若くなく、言葉には出さないが一緒に暮らしたいよう。でも、戻ったら後悔するんじゃないか、仕事はどうするのか、近所のうわさになる…と悩んでいる。結局時間だけが過ぎ、このままで良いのだろうか。

 

40代が近づくと、こうした悩みを抱えられる方が多いです。

特に女性は仕事、結婚、出産のバランスによって多様な生き方があるから、

なおさら自分の道に悩んでしまいやすいですよね。

 

相談者さんは、自分の力で道を切り拓いてきたパイオニア・タイプ。

その裏には猛烈な努力を重ねて、自分を支えてきたのでしょう。

それは強みであり、今後どのような生き方を選んだとしても、

胸を張って誇りに思っていいこと。

 

一方で、人に甘えるのは得意ではないみたい。

何か過去の経験が影響して、

人を頼ってはいけないと思うようになったのかもしれない。

過去のエピソードを見る限り、両親に甘えるのも苦手そうだけれど、

その問題はもう解決してますか?

まだ反発してしまうことが多いなら、同居は難しい可能性がある。

別に家を借りると生活費がかかるし、

すぐそばに居るのに心が通い合わないと、

物理的に一人でいるよりも寂しかったりする。

 

才能の限界を悟った、というのも、どこからそう思ったのでしょう。

ものすごく高い理想を掲げていたり、

きっかけがあって一時的に劣等感が高まっていたりしませんか。

なぜデザイナーを目指したのか、

どのような仕事をしてきたのか、

自分史を作るつもりで、振り返って見るのはどうでしょう。

年表やグラフにしてみるのも手です。

 

考えるだけより、行動することで頭が整理されるタイプだったら、

まずは実家の方でもデザイナーの仕事ができるか情報収集されてみては。

おすすめは、人に尋ねてみること。

考えてもみなかった働き方を教えてもらえたり、

今までとは違うスキルの活かし方が見えてくるかもしれない。

あるいは少し長めの休みがとれるなら、

お試しで、まとまった期間を実家で過ごしてみる。

 

とても大事な問題だから、急いで決断しなくても良いのではないでしょうか。

今まで頑張ってきた分、少し肩の力を抜けるようになる、

そんなタイミングなのかもしれませんね。