姐御系カウンセラーよう子の人生相談ラジオ

姐御系カウンセラーが人生相談に回答します

不細工と言われて育った私、どうしたらいい

こんにちは。

少し更新が滞ってしまいました。

今日は久しぶりにお悩み相談の紹介です。

いつものように、少しデフォルメしてあります。

 

28歳未婚。医療機器メーカー事務職(派遣)。

母親に「あんたは不細工」と言われて育った。

「せめて勉強しなさい」と言われ、必死に頑張ったが、

高校にもなると地頭の良い人たちにあっさり追い越された。

なんとか中堅大学に滑り込んだものの、母親は失望。

それ以降、ますます私に無関心になった。

 

2つ下の妹は美人で明るく、どこに行っても可愛がられた。

もちろん母親も溺愛。

ろくに勉強せず有名大学に推薦合格し、

今は一流企業で働いて、同僚との交際も順調。

 

収入が少なく、今も実家にいるが、

母親や妹の姿を見ると無性に辛くなる時がある。

 自分の現状も、将来も、過去も、ろくでもないと思う。

どうしたらよいか。

 

それは苦労されましたね。

可愛くないといけない、

可愛くないなら頭が良くないといけない。

あなたの母親からの愛情は、条件付きのものだったんですね。

 

親から無条件の愛情を注がれることが、

健康な自尊感情を育み、他者への信頼感の基礎になります。

 

あなたは心の土台部分にハンディを抱えながら、

これまでよく頑張ってこられたと思います。

 

母親に愛されたいと願っても、実りはないでしょう。

狭い価値観で生きてきて、いまだにその虚しさに気づかない人です。

期待するだけ無駄。あなたの傷が増えてしまう。

 

じゃあどうするか。

家族以外の人に目を向けてみましょう。

尊敬できる人、信頼できそうな人、話の合う人、なんとなく好きな人。

そんな人を見つけられたら、

少しずつ心の距離を縮めてみましょう。

 

不細工で頭の悪い自分は嫌われる、怖くて信用できないから無理!

そう思われるかもしれません。

そうしたら最初はカウンセラーとか、心の専門家を頼るのもアリです。

不思議なもので、自分のダメな部分を人に話してみると、

他者への恐怖感が薄らいできます。

家族以外に居場所が見つけられると、母親への執着も手放せていきます。

 

慣れないことをすると、失敗はつきもの。

最初は「どう思われたかな?」「余計なこと言ったかな?」

いっぱい不安になると思うけれど、

「○○さんごめんね!」「どんまい自分」って心の中で呟いて、

また笑顔で話しかけてみましょう。

 

今からでも遅くありません。

ハンディを抱えていても、

そこから自分の力で変わっていった人は、

奥深い強さと魅力を備えているものです。

 

10年後、20年後のあなたを楽しみにしています。